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Posted by のらんば長崎運営事務局 at

2017年03月02日

淀川舟運復活へクルーズツアー 京都・八幡など巡る

 かつて京都と伏見、大阪を結んで旅客や荷物を運んだ淀川の舟運(しゅううん)の復活につなげようと、京都府八幡市の三川合流地近くの宇治川を、桜をめでながら周遊したり、京都市、大山崎町などと船で行き来したりするクルーズツアーが25、26日に催される。
 背割堤(八幡市八幡)がある淀川河川公園で25日にオープンする交流施設「さくらであい館」の記念イベントの一環で、国土交通省淀川河川事務所や周辺自治体でつくる実行委員会が主催する。
 淀川の舟運は、江戸時代には「三十石船」が活躍、明治になり京都-大阪間で鉄道が開通するまで多くの旅客を運んでいた。近年、観光や災害時の利用で復活が検討されている。
 ツアーは、さくらであい館近くの「背割堤船着場」を発着点に背割堤の桜並木を水上から楽しむ「さくらであいクルーズ」(当日先着順、大人1500円)や、京都市伏見区から背割堤まで船に乗り石清水八幡宮を訪ねるコース(事前申し込み必要、大人1600円)、大山崎町に向かうコース(同、大人1300円)、大阪府枚方市に向かうコース(同、大人1600円)などがある。
 問い合わせは実行委事務局TEL06(6994)0006。  


Posted by kawabata at 10:58Comments(0)文化・アート

2017年02月21日

芸舞妓、艶やかに春まとう 京都、公演控え写真撮影

京都の花街で春の公演が迫ってきた21日、上七軒(京都市上京区)で「北野をどり」、宮川町(東山区)で「京おどり」のプログラム用の写真撮影がそれぞれ行われた。華やかな舞台衣装に袖を通した芸舞妓が、カメラの前で本番さながらのしぐさを披露した。
■上七軒「北野をどり」
 春の公演で最も早く開幕する上七軒歌舞会の「第65回北野をどり」(3月25日~4月7日)の撮影は、会場の上七軒歌舞練場(上京区)で行われた。黒色の裾引き姿の芸妓と色とりどりの衣装の舞妓がそろうと華やかな雰囲気に包まれた。
 今年は2部制で芸舞妓26人が出演する。第1部は歌舞伎仕立ての舞踊劇「ゑにしの宮 末はひとつになる物語」。江戸時代の縁結びの神社を舞台に、身分の違う若い男女の恋物語を詩情豊かに表現する。
 第2部は、純舞踊「旅情ところどころ」で、東北や九州、四国に伝わる民謡や伝統行事を題材にした多様な踊りと音楽を披露する。出演者全員の「上七軒夜曲」で華やかに終幕する。
 期間中は午後1時半、同4時の2回公演。4300円、茶席券付き4800円。当日のみ学割2800円。上七軒歌舞会TEL075(461)0148。
■宮川町「京おどり」
 宮川町歌舞会の「第68回京おどり」(4月1~16日)の写真撮影は、会場となる宮川町歌舞練場(東山区)で行われた。雪景色が見える座敷を背景にした舞台で、舞妓たちが細やかにポーズを確かめていた。
 今年は「月華抄(げっかしょう)」と題した全9景の演目で、芸舞妓60人が出演する。前半の第1~4景は「竹取物語」を題材にしたファンタジックな舞踊絵巻を展開する。
 第5景以降は、黒紋付の芸妓による「百年の寿」や、かつての港町のにぎわいを表現した「風流宮津節」、金閣寺など京都の名所を芸妓が艶(あで)やかな舞で表現する「名花の花舞」などを次々と披露する。豪華絢爛(けんらん)な総踊り「宮川音頭」でフィナーレを飾る。
 期間中は午後0時半、同2時半、同4時半の3回公演。2200円~4800円。当日のみ学割千円。宮川町歌舞会TEL075(561)1151。  


Posted by kawabata at 13:45Comments(0)文化・アート

2017年02月09日

伝統の重み語らう 陶芸の樂さん、歌舞伎の玉三郎さん特別対談

 歌舞伎俳優で人間国宝の坂東玉三郎さんと陶芸家の十五代樂吉左衞門さんの特別対談が8日、京都市左京区のみやこめっせであった。約330人の聴衆を前に、樂家歴代の茶碗を通し、伝統を背負う重みや互いの世界観を語り合った。
 京都国立近代美術館で12日まで開催の「茶碗の中の宇宙」展(京都新聞など主催)の関連イベント。趣味として陶芸に親しむ坂東さんは、同展を鑑賞して「三代くらいまでは何代続いたということがないので解放されている」と評し、その後の歴代の葛藤をしのんだ。
 その上で茶碗など作品が残る世界の厳しさと、形が残らない伝統芸能の伝えにくさに触れた。樂さんが「ものがあるから吸収し、それぞれの人生と時代の中で自分なりの(初代)長次郎を見つめることができる」とし、坂東さんは「『型』というのは『たとえば』ということ。結論ではなく、ものの見方や解釈を伝えたい」と語った。
 また坂東さんは、茶碗の内側に深みを見つめるのと同様、「芸能が望むのも、演じている人の向こう側が見えること」と世界の広がりに思いを至らせた。  


Posted by kawabata at 11:57Comments(0)文化・アート

2017年01月19日

核の遺物や若者をダゲレオタイプで撮影、木村伊兵衛賞作家・新井卓の写真展

展覧会『新井卓 Bright was the Morning―ある明るい朝に』が、1月28日から神奈川・横浜市民ギャラリーあざみ野で開催される。

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1978年生まれの写真家・新井卓。写真の黎明期に登場した撮影技法であるダゲレオタイプを用いて制作を行ない、2016年に核の遺物を写した写真集『MONUMENTS』で『第41回木村伊兵衛写真賞』を受賞した。

同展では東北の震災や広島、長崎の原爆などがモチーフの過去作品に加え、新作のポートレイト写真を展示。新作は若い人々をモデルに、ストロボを使用して制作されたという。

会期中にはアーティストトークや、新井と写真家の石川真生による対談イベントなどを開催。詳細は横浜市民ギャラリーあざみ野のオフィシャルサイトをチェックしよう。  


Posted by kawabata at 15:03Comments(0)文化・アート

2017年01月14日

段ボール船乗り海賊気分満喫 滋賀・守山

段ボールで作った遊具を集めた「ダンボールアート遊園地」が滋賀県守山市水保町の佐川美術館で開かれ、子どもたちが楽しんでいる。
 芸術作品を身近に感じてもらう同美術館の事業「さがわきっずみゅーじあむ」の一環。香川県出身の段ボールクリエイター岡村剛一郎さん(39)が、約35平方メートルの迷路や、馬ではなくナマズに乗るメリーゴーラウンドなど8種類を製作した。
 大人が乗っても壊れないほど強度があるといい、全長約6メートルの「ダンボール海賊船」では、子どもたちがかじを左右に切って船乗り気分を味わっている。
 2月12日まで。午前9時半~午後5時。月曜休館。入館料は一般千円、高校・大学生600円。中学生以下は無料(保護者同伴)。  


Posted by kawabata at 11:24Comments(0)文化・アート

2016年12月14日

震災テーマ、福島の祈りアートに 地元美術家ら京都で展覧会

東日本大震災をテーマに現代美術家たちが表現した展覧会「フクシマ美術」が、京都市東山区三条通神宮道東入ルのギャラリー「KUNST ARZT(クンスト・アルツト)」で開かれている。地下の古層に眠っていた種が津波によって地表に現れ、発芽、開花したミズアオイを使った地元美術家の秀作など、鎮魂や未来への思いを込めた展示を行っている。
 福島県いわき市の美術家吉田重信さんや京都の作家ら6人(組)が出展した。
 ミズアオイは人間が湿地を干拓地へ変える中、姿を消した準絶滅危惧種。震災後、相馬市の海岸沿いなどに群生しているという。吉田さんはその花の写真を撮影し、種子を鉛の板でくるんで次世代に託す作品などを展示。慰霊の思いを広げるため、ギャラリーでも種をカプセルに入れて配っている。
 京都市立芸術大教授の井上明彦さんは、汚染土を覆う遮水シートの起伏で会津磐梯山や猪苗代湖など福島の地形を再現、窒息しそうな山河を印象づけた。美術集団「Chim↑Pom(チンポム)」は、震災直後のがれきの町で円陣を組み、気合を入れる地元の若者たちの映像を出品。若手の作家は、道路にチョークの線を引くパフォーマンス映像を通して社会の境界のありようを問い、アートコレクターの主婦も、手作りの大雑巾に憤りと切実なメッセージを放っている。
 出品作家で画廊を主宰する岡本光博さんは「大きな視点で5年前のできごとと向き合い、未来を考えてほしい」と話している。25日まで。月曜休。無料。  


Posted by kawabata at 15:31Comments(0)文化・アート